パパ頭の日々のつぶやき

妻子との何気ない日常を漫画にしてます!

漲る力

「前回よりも怖いね」
と妻は言った。
夜、寝る前に枕を並べてお話していた時のことである。

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今、妻は第二子を妊娠している。
年の瀬に生まれてきてくれる予定だ。
これはもちろん、この上ないくらい嬉しいことである。
ただ妻からすれば、命がけの出産を乗り越えなければならない、ということでもある…
妻の発言は、それを前提にしたものであった。
私は妻に、前回と比較してより怖さが増している理由を訪ねた。
妻の答えはシンプルであった。
「息子がいるから」
妻いわく、最悪自分がいなくなったとしても、私は問題なく生きていけるだろう、しかし息子はそうはいかない。
息子の幸せを考えれば、自分が元気でいることはとても大切である。
出産はすでに一度経験済みだが、息子の存在が自身の身を案じる気持ちを強めている、ということであった。

せめてそのリスクだけでも代わってあげられたら…と思う。
自己本位な考えではあるが、もし妻子に何かがあった時に、そのダメージだけ私のところに来るようにできたら、こんなに嬉しいことはない。
それが可能であれば、私は本当に安心して生活していくことが出来るだろう。
しかしそうはいかない。
出産の物理的リスクは、全て妻が負ってしまうのだ。
妻が男性で、私が女性だったら良かったのに…!
第二子が生まれたら、また離乳食作りの日々が来るのか…あれ正直きついんだよな…なんて思ったりしたこともあったが、妻の負担を思えば屁にすらならない。
何でもやらしてほしい…!
そうでもしなかったら、私は妻の隣に立つ資格を失うよ!

「それに…」
妻は続けた。
「息子のこれからをまだまだ見たいからね」
私も同じ気持ちだ!

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