パパ頭の日々のつぶやき

妻子との何気ない日常を漫画にしてます!

1歳3ヵ月から4ヵ月の頃

毎度おなじみの過去作整理回!
まずはこちらから。

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「殺人はダメだ。
他人の命は他人のものであり、殺人はこれを不当に奪うものだからだ」
特に問題のない内容であるように思える。
ではこれならばどうだろう。
「自殺は個人の自由だ。
自分の命は自分のものであり、その扱いは自分が決めるべきだからだ」
所有権、というロジックで話をされると、うっかり頷いてしまいそうになるが、これは少し考えてみる必要があるように思える。
後者の文章に対しては、きっと色んな意見があるだろう。
しかし個人的には、言い過ぎであるように感じる。
「自分の命は自分のもの」という表現、果たして本当に自分の命は自分「だけ」のものなのだろうか。
少なくとも私には、周囲で誰かが亡くなったとして、まったく平気でいられる自信はないし、同じように私が亡くなったとして、何の影響もなく世の中がまわっていくとも思えない。
愛し愛されることは、避けがたいことであるように感じられる。
「それは君が恵まれているからさ」
と言われればそれまでだが、見方を変えてみれば、これは何も手放しに善いことではないかもしれない。
むしろ、人生が理不尽である原因の1つですらあるように思える。
私は、特に希望して生まれてきたわけではないが、ふと気付いた時には自分も含め、誰が欠けても困る状況に陥っていることに気付いた。
困ったことに、どうもこれは取り返しのつかない事態のようである。
あの人は、生きているだけで誰かを圧倒的に幸せにしてくれているが、死ぬだけで誰かを致命的に不幸にしてしまうようなのだ。
あの人というのはつまり、あなたの事だ。

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ドアノブを縦にする。
このアイデアは妻が思いついた。
なかなかに賢い人だと思う。
おかげさまでしばらくの間、我々は安心して暮らすことができた。
が、現在、すでにこのドアノブは攻略され、息子は自由な移動を謳歌している。
布団をとびだし、サークルを乗り越え、扉すらこじ開ける。
布団の上で静かに転がっていた時代が、もうはるか昔の話のようである。
息子は日に日に成長している。

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妻は帰省の際、必ずこうしたメモを書き残していってくれる。
このメモ、漫画では1つしか紹介できなかったが、実際には色んなところに貼られていて、見つけるたびに私をホッコリさせてくれる。
玄関や冷蔵庫、はたまたゲーム機、枕に貼っておいてくれたこともあった。
私がやたらに寂しがるので声を残していってくれるのだが、それのおかげもあって私はますます寂しくなってしまうのだ。
本当に甘やかしてもらっている。