ひさびさに過去作の整理をしてみようと思う。
まずはこちらから。
急な質問をひとつ。
相手に対して「可愛い」を感じた時、その「可愛い」はどこにあったと思うか?
①「可愛い」は相手の中にあった。私はそれをキャッチしたに過ぎない。
②「可愛い」は私の中にあった。何に対してそれを感じるかは、私の主観による。
実際のところどちらが正解なのか。
あるいは両方なのかもしれない。
ただ息子に対して「可愛い」を感じるとき、そこにはこちらのコンディションも大きく影響しているように思う。
逆もまた然り、ということかもしれない。
「歩けるようになる」と「歩けない」状態を失う。
「しゃべれるようになる」と「しゃべれない」状態を失う。
成長はもちろん嬉しいけれど、いつも同時に何かを失っているのかもしれない。
ベタな言葉ながら、この一瞬をめいっぱい大切にしていきたい。
当たり前のことながら、幸運の上に今があることをしみじみと感じる。
この漫画を描いてから間もなく1年がたつ。
「息子を元気に育てる」
これは今後しばらく毎年の目標となりそうだ。